ソーシャルメディア集客ラボの伏田です。
3ヶ月に1回データを更新している「Facebook(フェイスブック)の都道府県別ユーザーデータ」の7月版です。前回と同様にFacebook広告の管理画面のデータから抽出しました。
まず、最初に注意したいことですが、今年の1月と4月にそれぞれ計測した時点とFacebook側のエリア判定の仕様が変わっている可能性があります。
今回のデータだけ見ると、東京だけユーザー数が伸びていて他のエリアは伸びてない、もしくは減っているように見えます。Facebookヘルプセンターでの説明に変更はありませんので詳細はわかりませんが、データを見る際にはご注意ください。
あくまでもFacebook広告の配信の際の参考にするのがよさそうです。
■過去に調査した際の記事
調べてわかったこと3つ
1.東京都のユーザー数が約7割を占める
以前と同じ調べ方をすると、東京都のユーザー数は7,088,580人となり、積み上げで算出した日本全体のユーザー数の70.6%を占めることになります。
先述の通り、他のエリアのユーザー数がデータでは減っていることもあり、エリアを設定していないユーザーなどが全て東京として認識されている可能性も高いので注意が必要です。
いずれにしても、過去のデータからもFacebookは東京にユーザーが集中しているサービスであると言えます。
2.Facebook広告のデータを見るとユーザー数が減っているように見えるエリアがある
2012年で4月と比較すると、大阪府が23.3万人、愛知県で10.2万人、福岡県で9.7万人のユーザーが減少していることになります。いずれもユーザー数上位のエリアであることから、現実的にここまでユーザーが減っていることは考えにくいです。
これらの都市をターゲティングした広告配信を検討している企業の方はご注意ください。
3.広告管理画面上からもユーザーが1,000万人を突破したことを確認
2012年3月にFacebookはユーザー数1,000万人を突破したと発表していました。ただし、前回の記事のデータからわかるように、広告管理画面のデータ上では800万人にとどまっていました。7月時点のデータをエリアごとに積み上げると、10,040,860人となり1,000万人を越えていることがわかります。
なお、ネットレイティングスのデータによるとFacebookの国内訪問者数が1,700万人を突破したそうです。ただしこれはあくまでも会員数ではなく「Facebookへの訪問者数」なので注意が必要です。
増加率と増加人数のTOP10グラフ
都道府県別Facebookユーザー増加率TOP10
増加率は285%で福島県がトップ、215%の島根県、172%の東京都と続きます。
都道府県別Facebookユーザー増加人数TOP10
東京都が前回と比較すると約300万人増えていることになります。他のエリアについては、もともとユーザー数が少なかったエリアが伸びているのが特徴です。
生データはこちら
都道府県別Facebook利用データ(2012年7月データ、2012年4月データ、2012年1月データの比較)
どうやって調べたか
都道府県別のFacebook会員数は、Facebook広告配信の管理画面にアクセスすると誰でもすぐに調べることができます。
■注意点
- Facebookヘルプセンターにあるように、広告はIPアドレスとプロフィールに記載のある居住地に基づいてエリア別に配信されています。基本的にはプロフィールに記載してあるデータを重視しているようです。
Facebook広告のエリア配信の設定はまだ不完全なところもあるようなので、設定の際はご注意ください。
次回のデータは2012年10月に更新します!
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